140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『十六夜』 140字の連載小説『十六夜』 « 一夜 » 「眠れないの?」 『……。』 「大丈夫よ。全て完璧だから。」 『……でも…』 「心配?」 『当たり前だろ…誰かに…』 「私が失敗した事。」 『えっ?』 「今までにあった?」 『いや…』 「今夜は新... 2023.07.22 140字の連載小説
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『記憶の彼方に……』後編 140字の連載小説『記憶の彼方に……』後編 22. その後 母は寝室に籠る日々が続いた。 その分、父は早く帰宅し、彩夏の食事などを用意した。 しかしそれは母の様には行かず、結局彩夏がやる羽目になる。 家の中は冷えきって行った。 聞きたい事は... 2023.05.04 140字の連載小説
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『記憶の彼方に……』前編 140字の連載小説『記憶の彼方に……』前編 1. 魔が差したとしか言いようがない。 目の前で喚き散らす彼女を、ただ呆然と見ているしかなかった。 一緒に食事をするだけ…… それならば浮気ではない。 職場の後輩との軽率な行為が、取り返しのつかな... 2023.05.04 140字の連載小説
文庫本レビュー ロスト・ケア ネタバレなし(葉真中顕)43人もの人間を殺害した男。彼は本当に殺人鬼なのか? ロスト・ケア ネタバレなし(葉真中顕) 序盤抑えるべきポイント 冒頭は裁判所での判決シーン。 被告人に死刑判決が降る。 43人もの人間を殺害した犯人には至極当然の事と思われる。 しかし判決の瞬間、彼は笑った……。 その笑みの意味するものは?... 2023.03.27 文庫本レビュー
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『サイコとシスター』④ 140字の連載小説『サイコとシスター』④ 46. 「新ちゃん?どこ?全然見えない!」 突然、狼狽する美咲。 「何が違うの?」 《山瀬雄じゃない。》 「え?どういう事?」 《俺達の幼なじみは川瀨佑馬だよ。》 「えー?じゃあ貴方誰?」 『山瀬雄... 2022.09.08 140字の連載小説
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『サイコとシスター』③ 140字の連載小説『サイコとシスター』③ 31. 思惑が外れ、三人での珍道中となってしまった。 前方で二人は楽しそうだ。またコイツらのペースか。何とかこの新助を排除しないと……。 「あれっ?スマホが無い!」 美咲が大声を上げた。 《え?マジ... 2022.09.08 140字の連載小説
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『サイコとシスター』② 140字の連載小説『サイコとシスター』② 16. 早速、女の所属する教会へ行き外出の許可を得た。1ヶ月だけの約束で。 次の朝、駅の改札で待ち合わせた。 「お待たせしました!」 両肩にボストンバッグを抱え満面の笑みで女はやってきた。 『荷物多... 2022.09.08 140字の連載小説
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『サイコとシスター』① 140字の連載小説『サイコとシスター』① 1. 「生き物を大切にしましょう。」 「お花が綺麗ですね。」 「今年のオリンピック感動した。」 大人達が口を揃えて言った。 俺にはさっぱり理解出来なかった。 何故、生き物を大切に? 花の何が綺麗なの... 2022.09.08 140字の連載小説
文庫本レビュー 不審者 ネタバレなし(伊岡瞬)20年振りに現れた義兄。彼の真の目的とは? 不審者 ネタバレなし(伊岡瞬) 序盤抑えるべきポイント 折尾里佳子はフリーランスで書籍の校閲を生業とし、私生活でも待望の第1子を設けた。 順風満帆と思われた生活にまさかの落とし穴が……。 最愛の息子がベビーベッドでの事故でその生涯を終えた。... 2022.04.19 文庫本レビュー
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『女として』② 140字の連載小説『女として』② 第4章 ◆◆◆ 休みは行楽地へ遊びに行った。弁当を食べ、遊具等で遊び疲れた帰りの車で娘達は眠る。私と夫はその寝息を聞きながら、今日1日の幸せを噛み締める。……また眠ってしまった。列車は相変わらず動かない。夫... 2022.04.10 140字の連載小説