140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『女として』① 140字の連載小説『女として』① 第1章 【20××年 11月3日】 『……離婚してくれる?』放たれた言葉は何かに跳ね返り、私の元へと戻ってくる。この言葉を使う時が来ると数年前まで考えもしなかった。いつから私はこんな女になってしまったんだろ... 2022.04.10 140字の連載小説
文庫本レビュー ドライブインまほろば ネタバレなし(遠田潤子)義父を殺し逃げる小学生。追い掛けるのは義父の双子の兄。 ドライブインまほろば ネタバレなし(遠田潤子) 序盤抑えるべきポイント 小学生6年生が義父を殺して逃走。 発見したのは小学生の母と義父の双子の兄だった。 自分の息子が再婚相手を殺害し狼狽える女。 双子の弟を殺され怒りに震える男。 目の前には... 2022.04.04 文庫本レビュー
文庫本レビュー 彼女が最後に見たものは ネタバレなし(まさきとしか)クリスマスイブに発見された中年女性の遺体。“彼女が最後に見たものは”……。 彼女が最後に見たものは ネタバレなし(まさきとしか) 序盤抑えるべきポイント クリスマスイブ。 都心の空きビルで中年女性の遺体が発見された。 真冬にブラウス1枚。着衣に乱れがあった。 いでたちはホームレスのようだった。 物語はそこから始まっ... 2022.04.03 文庫本レビュー
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『観音様のヒモ』⑦ 140字の連載小説『観音様のヒモ』⑦(完結) 7. 「早川って名字を利用したのよ。」 沙織は申し訳なさそうに語り始めた。 「一連のやり取りは全てお芝居。皆、エキストラ。」 『え?』 夏樹は身を乗り出した。 「私は堅気の娘だし、桑嶋君も私の幼... 2022.02.02 140字の連載小説
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『観音様のヒモ』⑥ 140字の連載小説『観音様のヒモ』⑥ 6. 顔面蒼白の猪俣。その場に跪き、沙織に頭を下げた。 【すみません。殺すつもりはなかったんです。】 涙ながらに赦しを乞う。沙織が近付いてしゃがみ込んだ。 「自首、してくれるよね?」 何度も頷く猪俣……... 2022.02.02 140字の連載小説
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『観音様のヒモ』⑤ 140字の連載小説『観音様のヒモ』⑤ 5. やはり見間違いではなかった。彼と目が合った。 『猪俣!』 しかし彼は背中を向けて逃走した。後を追った。何故逃げるんだ。 庭の中に小屋のような建物が見え、その中に猪俣は消えた。 夏樹も続けて中に入っ... 2022.01.27 140字の連載小説
文庫本レビュー いつか、虹の向こうへ ネタバレなし(伊岡瞬)職も家族も失った元刑事が新たに暮らす家族たち……。 いつか、虹の向こうへ ネタバレなし(伊岡瞬) 序盤抑えるべきポイント 訳アリの元刑事・尾木遼平が今夜も安酒で酔っぱらう。 気持ち良く歩く帰り道、一人の若い娘・高瀬早希に遭遇。「ホテルに泊まらないか?」と誘いを受ける。話を聴くが要領を得ない。... 2021.12.21 文庫本レビュー
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『観音様のヒモ』④ 140字の連載小説『観音様のヒモ』④ 4. 沙織が振り向くと、何とそこには夏樹が立っていた。横には原田もいる。 「夏樹?なんで?」 『いや、沙織さん普通じゃなかったので……付いて来ちゃいました。』 「邪魔しないで!」 沙織は桑嶋に向き直る。... 2021.12.21 140字の連載小説
140字の連載小説 ツイッター小説 140字の連載小説『観音様のヒモ』③ 140字の連載小説『観音様のヒモ』③ 3. 秋も深まり色付いた葉が道路一面を埋め尽くしている。 東京郊外の沙織邸にも、やがて凍てつく冬がやってくる。 夏樹が戻ると見知らぬセンチュリーが停まっていた。 玄関で原田に出会す。その奥から、ひと目で... 2021.12.08 140字の連載小説
文庫本レビュー 瑠璃の雫 ネタバレなし(伊岡瞬)次弟の突然死に感じていた違和感。両親の離婚。壊れかけていた彼女を救ったものは……。 瑠璃の雫 ネタバレなし(伊岡瞬) 序盤 抑えるべきポイント 小学校6年の杉原美緒は違和感を抱えながら生きていた。 次弟の突然死。傍に居た長弟。その後アル中になった母。両親の離婚。そして出ていった父。親指を噛む癖を持つ自分。 入退院を繰り返す... 2021.12.05 文庫本レビュー